SUP

2013.07.27

9'8" ではなく 9'5" でもなく 9'0"だったりして

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 雨の予報だったが、夜中の雷雨がすべて吹き飛ばしてくれたようで、夏空の広がる一日になった。
 午後、海岸へいくと、ちょうど SUP の試乗会をやっていた。
 こんないいタイミングでこういうチャンスに遭遇するってことはそんなにない。ということで、試乗させてもらうことに。

 名簿に名前を書いて、ボードを探す。Starboard のボードが比較的多めに並んでいる。これはということで、9'8" のボードを見つけた。この前まで blog に掲載していた「海のある街」で書いたボードとデザインは違うんだが、サイズはほぼいっしょだ。
 すぐに横に、9'5" のボードがあった。どちらも幅は 30 インチ。乗り心地にさほど違いはないだろうと、9'5" を選んだ。

 実は SUP は二年振り。こんなに長い間、休むつもりはなかったんだが、まぁいろいろとあって再開するチャンスがないまま今日に至ってしまった。
 それはさておき、リーシュコードをセットしてもらうとパドルを選んで、いざ海へ。
 今日は比較的潮が引いていて、かなり遠浅になっている。
 波打ち際でボードを浮かべるとリーシュを右足につけて、座ったまましばらく漕いでいく。
 バランスを崩してボードから落ちるとき、どんな態勢で落ちるのかわからないので水深は深めの方がいい。浅いと腰を打ったりすることもあるからだ。というか、このあたりは経験済みなのでね。

 しばらく漕いでから、パドルをボードの上に置き、立ってみる。
 二年振り。
 どんなことになるのかと思ったが、そこまで鈍ってはいないようだ。ただ、両膝が細かく震えている。
 思わずはじめてボードの上に立ったときのことを思い出してしまった。
 とりあえず沖へと漕いでいく。すこし横風が強い。東側から斜めに吹いてる。
 ボートに波があたりチャプチャプと音を立てる。
──ああ、海へ出ている。
 久しぶりの感覚を楽しむことができた。

 一昨年の秋の試乗会で 9'8" に乗って、その乗りやすさに感じ入ったことがあったけど、この 9'5" も同じように乗りやすかった。
 そのまま久しぶりの SUP を楽しむといったん海岸へ戻る。
 今度はもう少し違うものを。ということで、9'0" のものを選んでみた。
 同じようにリーシュをつけて沖へと漕いでいく。視界に入るボードが明らかに短い。たった 5 インチの違いなのに、長さが違うのが判る。もちろん漕いでいく感触も違う。
 でも、なんていえばいいんだろう 9'5" はどっしりと安定しているけど、この 9'0" は楽しい。そう直進性は劣っているかもしれないが、パドルで操っているぞという感覚がダイレクトに伝わってくる。
 操縦感といえばいいのかなぁ。SUP でそういう感覚を味わうのはとても久しぶりだ。
 これを乗りこなしたらおもしろいだろうな。そんな感じだ。しかも、乗りこなすのにそこまで時間は必要なさそうだ。
 う〜ん、はっきりいって気に入ってしまった。
「海のある街」では、9'8" と書いたけど、訂正できるものならしたい気分。9'0" だね。

 このあと同じ 9'0" の 33 インチと 29 インチにも乗ったけど、一番しっくりくるのはこの 30 インチのモデルだった。
 33 インチは安定しすぎていた。29 インチの方はデザインも違うからなんだが、軽いモデルで、SUP のボードの操作にもっともっと慣れないときっとそのおもしろさを楽しむことはできないだろう。そんな印象を受けた。

 ということで、いまのぼくには 9'0" の 30 インチがぴったりのようだ。
 それにしても楽しかったなぁ。
 やっぱり SUP はいい。それを改めて認識した夏の一日。

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2012.08.28

7'11"

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 今朝の逗子海岸は、颱風の影響でほどよいサイズの波があり、多くのサーファーが平日にも関わらず海に出ていた。たまたま知り合いの人もいて、このボードでサーフィンを楽しんでいた。

 サイズは 7'11"。SUP のボードとしてはとても短い。

 こういうのを見せられてしまうと、ぼくも海へ出たいと思ってしまう。まずは、SUP を再開しないとね。
 それにしても、綺麗なボードだ。

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2012.08.22

クラゲ登場

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 海月、水母、くらげ。まぁ、どうやって書いても同じなんだが、ともかくクラゲである。
 今朝、海へ行ったら浜に打ち上げられていた。これはミズクラゲという、ごくごく普通に見られるクラゲで、刺胞がちゃんとあるんだけど刺されてもたいした痛みは感じないらしい。
 クラゲは水温が高くなると発生するんだが、というか、そうぼくは理解しているんだけど、日本近海では 6 月〜 8 月が発生期間らしい。

 個人的な話をさせてもらうと、やはりお盆の頃からが要注意だ。
 水温が高くなって安定すると海岸あたりを漂ようようだ。
 電気クラゲと一般的に呼ばれているクラゲが、アンドンクラゲ。立方体の傘に鞭状の触手を持っている。こいつに刺されると痛い。ピリッとか、ビリッといった感じの確かに電気ショックを受けたような刺激を受ける。
 実は、この前の日曜日、東浜のブイから中央のブイまで泳いだときにやられた。今年はじめてのクラゲだった。

 左腕を海中に入れた瞬間、肘のあたりになにかまとわりつく感じがして、ピリッと軽いショックを受けた。触手に巻き付かれると大変なことになるので、肘から払うような感じで水を掻いたんだが、このときこのクラゲは左脇腹に接触して、さらに左足の膝あたりに当たってどこかへいった。
 このときはさほど大した痛みはなく、まだ刺された箇所に痕が残っているけど、ほどなく消えるだろう。といっても今年一杯はかかるかもしれない。

 このアンドンクラゲも痛いが、もっとヤバイのがカツオノエボシだ。
 浮き袋が烏帽子に似ていて、その下に青い触手が伸びている。
 毒性がかなり強く、二度目に刺されるとアナフィラキシーを起こして、ショック死することもあるらしい。

 ぼくは幸いなことに、まだこいつにやられたことはない。普段は沖合にいて、あまり海岸近くにはやってこない。けれど、風やうねりで運ばれてくることもある。
 そろそろ注意しながら泳がなきゃいけないだろう。でも、触手が青くて水と区別がつきにくいんだよね。
 ラッシュガード着て泳げばいいんだろうけど、なんか泳ぎにくいしなぁ。
 ともかく注意しながら、ということなんでしょう。

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2011.04.17

How to SUP


 とりあえず SUP を実際にやってみる前に、どうやって乗るのかということを、それなりに知っておいた方がいいと思う。
 というのも、ちゃんとした乗り方を知らずに遊んでいるグループを逗子海岸で見かけたことがあるからだ。
 そんなに難しいことじゃない。ボードの上に立つだけなんだけど、足の位置とそれからパドルの向きだけは知っておいてほしい。
 ボードにサーフィンのレギュラーやグーフィースタンスで乗る人がいるらしいけど、というか、一度、そのスタンスで乗ったまま沖から戻ってくる人を見たことがあるんだけど、さすがにその時には驚いてしまった。だって菜島に向かっているときで、それもかなり沖だったからなぁ。
 普通、サーフィンと同じような乗り方でクルージングなんてとてもじゃないけどできないし、ぼくは絶対にそんな乗り方無理です。はい。

 なによりも百聞は一見にしかず。ということで、このムービーがちょうどいいかも。
 ぼくが会員になっている、といっても準会員なんだけど、SUP のスクール Oceans の Web サイトでも紹介されていて、ぼくもまずこれを見て SUP の予習をしました。そのあと、いろいろなムービーを見たけど、これが端的でとにかくわかりやすいです。
 それに方向転換とか、落ちたときのこととか必要なことがちゃんと紹介されているのもグッド。これを見ておけば、SUP の基本はほぼ OK。
 ほかの画像も見たいという人は、このムービーがいいかもしれない。

 とりあえずボードのほぼ中央に両足を左右に開いて立つ、というのが基本。しかも腰は引かずに、なるべく自然にそのまま気をつけといった感じで立った方がよろしい。ぺっぴり腰はかっこわるいだけでなく、パドリングの効率が悪くなってしまうからね。
 もちろん波に乗るときにはサーフィンと同じように、どちらかの足を前にずらすけど、クルージングを楽しむときは両足は同じ位置。
 あと気をつけるのはパドルの向き。
 パドルは角度がついているけど、正しい向きを知らない人は反対にしてパドリングしちゃうことが多いんだよね。あくまでも、ロゴマークが付いている方が前です。それと持つ手の位置。立ってパドリングするときは、片方の手は必ずパドルのトップに置きましょう。
 座って乗っているときはそのときに一番漕ぎやすいところを持てばいいけど、立っているときはトップに置いて、しかもその手をなるべく伸ばして漕ぐと効率よくパドリングできます。ムービーでも John がちゃんと腕は伸ばせといってるよね。

 ということでなんとなくわかってもらえたかなぁ。
 まったくはじめてでも、三十分もしたら立てるはず。というか、ぼくができたんだから大丈夫だと思うよ。もちろん立てたからといって、すぐに自由自在に漕いで遊べるわけじゃない。はじめのうちは何度も落ちると思うけど、そのうち身体が勝手にバランスを取ってくれるようになる。
 でも海で遊ぶんだから、海に入ることを嫌がる必要はないよね。落ちてもそれはそれで楽しいので、まったく気にせずに落ちまくりましょう。
 あ、でも少しは泳げないと駄目だけどね。

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2011.04.03

SUP それはスタンドアップパドル・サーフィンのこと

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 SUP。スタンドアップパドル - Stand up Paddle のことだ。ぼくらはごく当たり前に「SUP」といってるけど、Wiki によると正式には「サーフィン」という単語が付くようだ。スタンドアップパドル・サーフィン。興味のある方は、ググって調べてみてほしい。
 簡単にいうと、サーフィンのロングボードと同じようなサイズのボードの上に立ち、パドルを使って漕ぐマリンスポーツということになるだろうか。このところ流行の兆しを見せている、と個人的には思っている。というか、大人気になりそうな気がしてるんだけどね。

 とりあえず、その歴史をちょっと繙いてみよう。
 といっても、そんなに深いものがあるわけじゃない。その昔、ポリネシアのあたりではカヌーなどを使って島の間を移動していたんだが、なかには板きれに近いものを使っていたという話を、テレビ番組だがなにかで見た記憶があるぐらいなんだが、どうもドキュメント的な資料というものになかなか行きあたらない。もしかしたら、ちゃんと調べれば出て来るのかもしれないけど、さすがにそこまでやる気はない。ググってそれで出てこなければそれまでになったとしても仕方ないとは思う。
 図書館にいく暇があるなら海へいった方がいいというのが、この際マリンスポーツをたしなむもの、というかサーファーの端くれの常識だと思うから。

 船といってしまってもいいだろうが、水の上に浮かぶ移動手段ということで考えれば、大切なことは浮力と推進力ということになる。
 推進力としてはパドルだろうが、オールと呼ぼうが人力を使うということになれば、あとは浮力だけ。どんな形状をしていようが人が乗っても沈まない浮力さえあれば OK なので、板きれに近いもので移動していたとしてもなんの不思議もない。
 板きれで海を渡ると聞いたときはちょっと首を傾げたけど、実際、SUP の上に立ち、海に浮かんで、波に揺られてみればそれが決して無謀なことではないことを身をもって知ることができる。

 現在のところ、ネットなどで調べられるところでいけば、どうやらその原点は 1960 年代のワイキキということになりそうだ。Wiki をはじめとして、調べたいくつかのサイトでも同じような話に落ち着いている。
 観光客がサーフィンを楽しむ姿を、ビーチボーイズたちがボードに立ち乗りしたまま写真で撮影したり、荷物を持っていたのあがはじまりなんだそうだ。
 ありそうな話だけど、もしかしたらみんな Wiki に右にならえだったということもありうるけど。

 これがスポーツとなったそのスタートは、マウイのビッグウェイヴサーファーの Laird Hamilton や david kalama などが波がないときの練習のために取り入れたことから。
 これは想像なんだが、とりあえず暇だからちょっとやってみたら、これが意外におもしろいじゃんみたいなノリだったのではないだろうか?
 ものごとのはじまりなんてそんなものだよ。彼らだったら、ボードの上でどんな姿勢を取るのも OK なぐらい、バランス感覚はすぐれているわけだから、波がないからちょっとパドルで漕いで遊ぶなんて簡単なことだったと思うし。
 もろちんこの頃は、サーフィン用のロングボードにパドルだったんだろう。いまは、ほぼ 100% 専用のボードを使う。
 もちろん、ロングボードを使っているわけだから波に乗ることができる。しかも、パドルという推進力があるので、ボード単独で乗るよりも、沖合から波に乗ることもできるわけだ。
 フラットな水面でも遊べというので、ハワイでは子どもから老人まで親しまれている、らしい。
 現地でいちいち確認したわけではないので、このあたりは Wiki の受け売り。

 ぼく自身、SUP をはじめて見たのは逗子海岸。
 去年の GW 前に逗子に引っ越してきて、連休中に浜辺にシートを引いてのんびりしていたら、女の子がとてもいい姿勢で海の上に立っているのが見えてちょっとびっくりしたというのが最初の出会い。
 よく見てみたら、ボードの上にすっくと立って、パドルを操作してすいすいと滑るように進んでいた。とても颯爽としていた印象がある。
 ということで、あれはなんだろうと興味を持ち、Web でちょっと調べたら、それが SUP だった。
 そんなこともあって、ぼく自信も去年の夏の終わりに経験をしたんだけど、次回は SUP の乗り方なんかをちょっと紹介してみようと思う。ということで、SUP の話がこれからも続く、はず。

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