9'8" ではなく 9'5" でもなく 9'0"だったりして
午後、海岸へいくと、ちょうど SUP の試乗会をやっていた。
こんないいタイミングでこういうチャンスに遭遇するってことはそんなにない。ということで、試乗させてもらうことに。
名簿に名前を書いて、ボードを探す。Starboard のボードが比較的多めに並んでいる。これはということで、9'8" のボードを見つけた。この前まで blog に掲載していた「海のある街」で書いたボードとデザインは違うんだが、サイズはほぼいっしょだ。
すぐに横に、9'5" のボードがあった。どちらも幅は 30 インチ。乗り心地にさほど違いはないだろうと、9'5" を選んだ。
実は SUP は二年振り。こんなに長い間、休むつもりはなかったんだが、まぁいろいろとあって再開するチャンスがないまま今日に至ってしまった。
それはさておき、リーシュコードをセットしてもらうとパドルを選んで、いざ海へ。
今日は比較的潮が引いていて、かなり遠浅になっている。
波打ち際でボードを浮かべるとリーシュを右足につけて、座ったまましばらく漕いでいく。
バランスを崩してボードから落ちるとき、どんな態勢で落ちるのかわからないので水深は深めの方がいい。浅いと腰を打ったりすることもあるからだ。というか、このあたりは経験済みなのでね。
しばらく漕いでから、パドルをボードの上に置き、立ってみる。
二年振り。
どんなことになるのかと思ったが、そこまで鈍ってはいないようだ。ただ、両膝が細かく震えている。
思わずはじめてボードの上に立ったときのことを思い出してしまった。
とりあえず沖へと漕いでいく。すこし横風が強い。東側から斜めに吹いてる。
ボートに波があたりチャプチャプと音を立てる。
──ああ、海へ出ている。
久しぶりの感覚を楽しむことができた。
一昨年の秋の試乗会で 9'8" に乗って、その乗りやすさに感じ入ったことがあったけど、この 9'5" も同じように乗りやすかった。
そのまま久しぶりの SUP を楽しむといったん海岸へ戻る。
今度はもう少し違うものを。ということで、9'0" のものを選んでみた。
同じようにリーシュをつけて沖へと漕いでいく。視界に入るボードが明らかに短い。たった 5 インチの違いなのに、長さが違うのが判る。もちろん漕いでいく感触も違う。
でも、なんていえばいいんだろう 9'5" はどっしりと安定しているけど、この 9'0" は楽しい。そう直進性は劣っているかもしれないが、パドルで操っているぞという感覚がダイレクトに伝わってくる。
操縦感といえばいいのかなぁ。SUP でそういう感覚を味わうのはとても久しぶりだ。
これを乗りこなしたらおもしろいだろうな。そんな感じだ。しかも、乗りこなすのにそこまで時間は必要なさそうだ。
う〜ん、はっきりいって気に入ってしまった。
「海のある街」では、9'8" と書いたけど、訂正できるものならしたい気分。9'0" だね。
このあと同じ 9'0" の 33 インチと 29 インチにも乗ったけど、一番しっくりくるのはこの 30 インチのモデルだった。
33 インチは安定しすぎていた。29 インチの方はデザインも違うからなんだが、軽いモデルで、SUP のボードの操作にもっともっと慣れないときっとそのおもしろさを楽しむことはできないだろう。そんな印象を受けた。
ということで、いまのぼくには 9'0" の 30 インチがぴったりのようだ。
それにしても楽しかったなぁ。
やっぱり SUP はいい。それを改めて認識した夏の一日。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)