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2013.05.30

海のある街    TSUNAMI 14

 その場で靴を脱ぐと彼女は灯りもつけず、ぼくを部屋へと連れていく。
 カーテンの隙間から、街灯の灯りだろうか白っぽい光がうっすらと零れてきていた。そこにはベッドがあった。
 彼女は黙ってぼくと向き合うと、ジャケットを脱がせた。
 ぼくも彼女の羽織っていたカーデガンを脱がせる。
 つぎにシャツのボタンを外していった。ぼくのシャツの胸のところは彼女の涙でまだ湿っていた。
 ぼくも彼女のシャツを脱がせる。
 ベルトを外してぼくのズボンを脱がせた。
 ぼくもスカートを脱がせる。彼女は下着姿になっていた。
 彼女はTシャツを脱がせ、そして最後にパンツを下ろした。
 ブラジャーを外すと、ぼくは下も脱がせた。
 裸になったぼくたちは互いを見つめ合った。
 美由紀さんの白い裸体がそこに浮かび上がっている。
 彼女の頬に両手をあてて、ぼくは口づけをした。
 そのまま抱き合う。
 美由紀さんの豊かな胸のふくらみをしっかりと受けとめ、背中に回した腕に力を込めた。
 彼女の身体の温もりが触れあっている肌を通して伝わってきた。とても心地いい温もりだった。
 そうやってしばらく抱き合ったあと、ぼくたちは縺れるようにしてベッドへ倒れ込んだ。
 何度も口づけを交わしてから、ぼくは美由紀さんの乳房をやさしく揉んだ。その乳首に口づけをする。そのまま身体のあちこちにキスをした。
 彼女の腰を抱き寄せる。
 彼女もぼくの身体にキスをしていく。
 それからそっと手を伸ばしてぼくの硬さを確かめた。
 彼女の掌をそこに感じる。
 彼女はゆっくりとその手を上下させた。
 ぼくも薄い陰りに手を伸ばすと、そっと指を差し入れた。
 そうやって何度も互いの身体を手と唇で確かめあってから、彼女はぼくを招き入れた。
 豊かに濡れたそこにぼく自身を入れる。
 ゆっくりと奥まで入れると、ぼくたちは互いの眼を見つめあった。
 しばらく彼女の湿った暖かさに包まれたあと、深く口づけをしながらぼくは放った。

※この物語は、私小説と与太話の中間のようなものだと思ってもらいたい。
 実在の人物や、実在のお店などが出てきても、あくまでもフィクションです。

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