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2011.06.17

イノベーションって

 たまには、ちょっと真面目なことを考えてみよう。
 フリーになってからぼくは人の注文に応じて生きてきたように思う。いわゆる発注をしてくれるクライアントという意味なんだが、引く手数多という状況ならいざ知らず、ときにはぱったりと注文が途絶えたり、これ以上はないほど激減したり、こんなに適切な言葉はないと思うんだがまさに山あり谷ありの繰り返しだった。その頂が高ければいまとは違う人生になっていたんだろうが、いわば風まかせの根なし草の場合は哀しいかな人並みがせいぜいと相場が決まっている。
 なんとか注文があるうちはいいが、問題は途絶えたときだ。
 これまでにもそういう節目みたいな時期を迎えている。

 いまから考えると、そういうときは世間の動向に目がいってしまい、大切なことを考えずに過ごしてしまったようだ。それがいまならよくわかる。根なし草だから流行が気になってしまうのは当然なんだろうが、しかしそれではじっくりと根を張ってチャンスを迎えている人たちに太刀打ちができるはずがない。
 だいたい自分のポジションを見失っているから、世間が気になったり、人がやっていることの後を追ったり、要するに目移りがして、ほんとうは見ていなければいけない方向が見えていなかったのだ。
 なんだっていまさらこんな当たり前のことにようやく気がついたのか、少々情けなくはあるんだが、まぁ気がついたのだから、これからは大切なことを考えるようにすればいい。
 自分自身と正しく向き合うことができるようになったのだと、これはこれで歓迎すべきことなんだろう。

 しかし流行を必死に追いかけても、先頭を走る人のお尻に追いつくのがせいぜいだ。
 だったら、無人の荒野を行けばいい。
 そのキーワードが「イノベーション」だ。
 イノベーションといっても、なんだか大それた物を発明する必要なんかない。いままで「イノベーション」と聞くと,大仕掛けの実験なんかを繰り返してようやくその端緒にたどり着けるような、大発明といったイメージがあった。けど、そうではない。
 イノベーションって、いまやっていることと密接に関係がある。それは、いままでになかったまったく新しいモノを創ることではなく、未来にあるふつうのモノを創ることだからだ。

 それはいまの延長線上にあるわけではない。
 しかし、いまと関係がある。
 もしかすると尋常な関係ではないかもしれない。月面宙返りぐらい価値観が変化しているかもしれない。パラダイムシフトというやつだ。しかし、いまと繋がっていることは確かだ。でなければ未来にふつうのモノとして存在することはできないだろう。
 だからこそいまのぼくの頭にあるものをきちんと整理して、そして少しだけ飛躍して考えることができれば、未来に、いや、明日でもかまわないんだが、いまはないけど明日にならあって、そしてごくふつうに使えたり、楽しむことができるモノを思いつくことはできそうだ。
 もしかしたら、ちょっとだけ頭の使い方がわかったような気がしている。
 これなら、世間に目移りしたり人のお尻を追いかけることもなさそうだ。
 まずはそこからはじめる大切さがわかったからね。

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