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2011.06.30

行く先は霧の中なんだろうか

 人生を、ボートを漕いでいくことになぞらえたのは確かヴァレリーだ。
「湖に浮かべたボートをこぐように人は後ろ向きに未来へ入っていく。目に映るのは過去の風景ばかり。明日の景色は誰も知らない」
 なるほど、後ろ向きに漕いでいるという比喩は言い得て妙だ。
 行く先が地獄なのか、あるいはユートピアなのか、はたまたパラダイスなのか。それは漕いでいる自分には知る由もない。ただ、そう聞いて霧に包まれた見通しの効かない薄暗い森の中に進んでいくと想像してしまうのか、陽に照らされビーチへと誘われていくと想像するのかで、そのときの精神状態がわかるような気がする。

 さて、いまはどうだろう?
 昏い森を想像してしまうことが、比較的多かったような気がしてはいるが、いまは違う。
 明るいビーチや心地よい風が吹き渡る草原ではないけど、きっと明るい場所のような気がする。
 どうしてだろう?
 たんに楽天的だからなのか、それとも明るい兆しをどこかで感じているからだろうか。
 いずれにせよ、なるようになるという考えに支配されていることは確かだ。ちょっと前までは、絶望的な気分で日々をすごしていたけど、そんな悲観的な気持ちが薄れているということだ。

 不思議もので人生ってやつは、なかなかうまくできている。
 ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチを引用するまでもなく、自身の人生を少しだけ振り返ってみてもよれがよくわかる。まさに、人生は塞翁が馬だ。
 なにがよくて、なにがわるいことなのか、それはそのときにはわからない。
 むしろどんななことが起こったとしてもそれをすべていい方へと考えることが必要なのかもしれない。そう、どんなこともチャンスなのだと考えられるかどうかが大きな鍵なのだ。
 乗り越えられない障害を、神様は与えないものだ。

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