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2011.05.28

ノーということの大切さ

 実はちょっと個人的な用件があり家電量販店に寄ったついでにパソコンのパンフレットをぱらぱらと眺めてみた。
 国内メーカーのパンフだ。
 右にならえという言葉があるが、まさにその通り。スペックなんかを見ていてもそんなに大きな差は見あたらない。まぁ、OS が Windows なんだから、大きな違いなんて作り出すことは難しいだろう。
 パンフレットの表紙を飾るキャラクターが違うぐらいだ。
 もしかして、これメーカーの名前とキャラ、ついでに PC の中身をシャッフルしてもわからないんじゃないだろうか。
 けど、ほんとうにこれでいいんだろうか?

 気になるのはバンドルされているソフトとその数。ここまでサービスよくなんでもかんでも付ければいいと、メーカーの人たちは思っているんだろうか?
 たぶんほかのメーカーと差別化を図るためにはじまったサービス競争だったのだろう。
 でも、ほんとうの意味での差別化って、こういうおまけ的なもので差をつけるということではない。もっと本質的なところで考えるべきなのだ。
 それはコンセプトであったり、そのモノが果たす役割。そういった本質な部分で差別化すべきだ。それはたとえばヤンミ・ムン著の「ビジネスで一番、大切なこと」で学ぶことができる。

 パソコンを使うことで味わうことのできる体験。
 それを際立たせるために、むしろ余計なものを削るべきなのかもしれない。
 「“集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。だが本当はまったく違う。それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ。選択は慎重にしなければならない。私は、自分がやってきたことと同じぐらい、やらなかったことに誇りを持っている。イノベーションというのは、1000の可能性に『ノー』ということだ」
 日経新聞に載っていたスティーブ・ジョブズのその言葉の意味が、なんとなくわかったような気がする。
 数え切れないほどバンドルされているアプリケーションのリストが、それを教えてくれたのかもしれない。

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