SUP それはスタンドアップパドル・サーフィンのこと
簡単にいうと、サーフィンのロングボードと同じようなサイズのボードの上に立ち、パドルを使って漕ぐマリンスポーツということになるだろうか。このところ流行の兆しを見せている、と個人的には思っている。というか、大人気になりそうな気がしてるんだけどね。
とりあえず、その歴史をちょっと繙いてみよう。
といっても、そんなに深いものがあるわけじゃない。その昔、ポリネシアのあたりではカヌーなどを使って島の間を移動していたんだが、なかには板きれに近いものを使っていたという話を、テレビ番組だがなにかで見た記憶があるぐらいなんだが、どうもドキュメント的な資料というものになかなか行きあたらない。もしかしたら、ちゃんと調べれば出て来るのかもしれないけど、さすがにそこまでやる気はない。ググってそれで出てこなければそれまでになったとしても仕方ないとは思う。
図書館にいく暇があるなら海へいった方がいいというのが、この際マリンスポーツをたしなむもの、というかサーファーの端くれの常識だと思うから。
船といってしまってもいいだろうが、水の上に浮かぶ移動手段ということで考えれば、大切なことは浮力と推進力ということになる。
推進力としてはパドルだろうが、オールと呼ぼうが人力を使うということになれば、あとは浮力だけ。どんな形状をしていようが人が乗っても沈まない浮力さえあれば OK なので、板きれに近いもので移動していたとしてもなんの不思議もない。
板きれで海を渡ると聞いたときはちょっと首を傾げたけど、実際、SUP の上に立ち、海に浮かんで、波に揺られてみればそれが決して無謀なことではないことを身をもって知ることができる。
現在のところ、ネットなどで調べられるところでいけば、どうやらその原点は 1960 年代のワイキキということになりそうだ。Wiki をはじめとして、調べたいくつかのサイトでも同じような話に落ち着いている。
観光客がサーフィンを楽しむ姿を、ビーチボーイズたちがボードに立ち乗りしたまま写真で撮影したり、荷物を持っていたのあがはじまりなんだそうだ。
ありそうな話だけど、もしかしたらみんな Wiki に右にならえだったということもありうるけど。
これがスポーツとなったそのスタートは、マウイのビッグウェイヴサーファーの Laird Hamilton や david kalama などが波がないときの練習のために取り入れたことから。
これは想像なんだが、とりあえず暇だからちょっとやってみたら、これが意外におもしろいじゃんみたいなノリだったのではないだろうか?
ものごとのはじまりなんてそんなものだよ。彼らだったら、ボードの上でどんな姿勢を取るのも OK なぐらい、バランス感覚はすぐれているわけだから、波がないからちょっとパドルで漕いで遊ぶなんて簡単なことだったと思うし。
もろちんこの頃は、サーフィン用のロングボードにパドルだったんだろう。いまは、ほぼ 100% 専用のボードを使う。
もちろん、ロングボードを使っているわけだから波に乗ることができる。しかも、パドルという推進力があるので、ボード単独で乗るよりも、沖合から波に乗ることもできるわけだ。
フラットな水面でも遊べというので、ハワイでは子どもから老人まで親しまれている、らしい。
現地でいちいち確認したわけではないので、このあたりは Wiki の受け売り。
ぼく自身、SUP をはじめて見たのは逗子海岸。
去年の GW 前に逗子に引っ越してきて、連休中に浜辺にシートを引いてのんびりしていたら、女の子がとてもいい姿勢で海の上に立っているのが見えてちょっとびっくりしたというのが最初の出会い。
よく見てみたら、ボードの上にすっくと立って、パドルを操作してすいすいと滑るように進んでいた。とても颯爽としていた印象がある。
ということで、あれはなんだろうと興味を持ち、Web でちょっと調べたら、それが SUP だった。
そんなこともあって、ぼく自信も去年の夏の終わりに経験をしたんだけど、次回は SUP の乗り方なんかをちょっと紹介してみようと思う。ということで、SUP の話がこれからも続く、はず。
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