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2011.01.09

アジアカップ vs ヨルダン戦

 アジアカップの予選。
 vs ヨルダン戦。
 ザッケローニ監督の公式戦初戦だ。
 ごくごく普通に考えれば、問題なく勝てるはず。なんだが、サッカーという競技はそんなに単純なスポーツではない。力関係がはっきりしていても、戦い方や、その場所、さらにはチームの状態といったさまざまな要素が複雑に絡んでくる。
 日本代表でいえば、コンディションは万全ではないし、チームの熟成状態もまだまだ。はっきりいって、集まったばかりだ。おまけにディフェンダーは故障者続出で、たぶん監督が思い描いていたメンバーを招集できなかったはずだ。
 ということで、個人的にはそこまですばらしい試合をしてくれるとは思っていなかったので、どんなゲームになっても最後まで冷静に見ていられるだろうと思ってテレビの前に座った。

 ヨルダンはべた引きでがっちりディフェンスを固めてくるのかと思っていたんだけど、予想していたのとはちょっと違って、コレクティブなサッカーを志向していたという感じだ。全体がコンパクトにまとまっていて、スペースがあまりない。
 なんだか窮屈な感じで、日本はパスをただ回しているという前半だった。
 このまま無得点かと思ったときに、ヨルダンの鋭い攻撃を浴びて失点してしまった。ちょっと軽いプレイが続くと、やはり国際舞台では失点してしまう。
 相手のシュートが吉田の出した足に当たるという不運はあったとしても、その前の遠藤のスライディングはちょっと軽いプレイだったよね。

 後半、監督はワントップの前田を、李に代えた。さらに早いタイミングで松井と岡崎を交代。
 こういう素早い対応ができるのは、前任者とは大いに違うところかもしれない。
 攻撃が活性化されてのは確かだが、しかしゴールに迫る迫力に欠ける。このあたりは連携不足というのが大きな理由のひとつだろう。もっと密にチームが動けるようになれば得点のシーンも多く見られるようになるだろう。熟成には時間がかかる。たぶんこの大会を通じてチームは成長するだろう。というか、してくれないと困るよね。

 とりあえずロスタイムに吉田のヘッドで追いついてくれた。
 大会ということを考えると、勝ち点ゼロと、1 で分けるのでは大きな違いだ。
 まずは、シリア戦を楽しみに待とう。

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