« 夏の夕暮れ | トップページ | 江の島の夕暮れ »

2010.08.02

転機、あるいは岐路

 人生には転機とか、岐路という奴があって、それがどこにあって、いつそこに至るのかわからないようになっている。
 だいたい後になって、あああのときが転機だったんだと気がつくことになる。が、今回はちょっと違う。
 なんいえばいいんだろう。予兆といえばいいのか、それとも予感めいたものとでもいえばいいんだろうか、いま歩いているこの道は本来進むべき道とはちょっとずれているみたいな感覚がず〜っとあったのだ。
 その感覚がいつ芽生えて、それにいつ気がつきはじめたのか。いまとなってはちょっとわからない。
 ただ、その思いが大きくなったのはきっと引っ越しをしてからだ。それだけは確かだ。当初考えていた方向とは違いはじめて、これは違うとわかってはいても、この違う道こそが本来、進むべき方向なんだというぼんやりとした思いは抱いていた。
 それが少しずつ姿を現しはじめて、確信に近いものを抱くことができるようになったのはつい最近のこと。
 そのせいでいろいろな人に迷惑をかけてしまったかもしれない。あるいはこれから多大な迷惑をかけることになるのかもしれない。けれどぼくが進んでいくべき道はひとつしかなくて、その道筋を描けていない以上、たぶんこの方向が正しいのだという想像で進むしかないのだろう。
 今回の転機に訪れたことは喜べるような種類のものではない。
 けれど、ここを通過しない限り前進できないことだけは確かだ。
 だから進むしかない。前を向いて。

|

« 夏の夕暮れ | トップページ | 江の島の夕暮れ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/476084/36013656

この記事へのトラックバック一覧です: 転機、あるいは岐路:

« 夏の夕暮れ | トップページ | 江の島の夕暮れ »