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2010.03.04

その科学が成功を決める

その科学が成功を決める  今年の 13 冊目。リチャード・ワイズマン、木村 博江訳「その科学が成功を決める」読了。
 自己啓発系の本にかならずといっていいほど載っている「プラス思考」はほんとうなに役立つのかということからはじまって、モーツァルト効果はほんとうなのかとか、ほめて育てるとその子はほんとうに伸びるのかといった、よく常識的と思われていることを、科学的調査をした一冊だ。
 まぁ、いわゆる自己啓発系の話がメインというわけではなく、それこそもてる秘訣だったり、集団でミーティングすると創造的な意見がでるかといったようなことまで、さまざまなことについての調査結果が披露されている。
 その調査も通り一遍のアンケートのような手軽なものではなく、宝くじに当たった人がそのごどんな生活をしているのかといった追跡調査までちゃんと行うという徹底ぶりなので、その結果についてはなるほどと頷けるものばかり。著者自身もさまざまな調査を行っているが、発表されている調査結果を綿密に調べ上げて、その中からそれぞれのテーマに合ったものを紹介する形で一冊の本に仕立てている。

 このところ本屋に並んでいるカツマ本がだんだん怖い感じになっているので、その手の本に飽きた人にはちょうどいい一冊かもしれない。
 ちなみに「プラス思考」でいうと、プラス思考をするためにマイナスのイメージを頭から追い出そうとすればするほど、そのマイナス思考に囚われてしまうという結果が紹介されている。また、褒められて育った子どもは失敗を怖れるようになるそうだ。褒めるなら、そこに至るまでの努力だったり、チャレンジしたことを褒めた方がいいらしい。
 あと個人的におもしろいなと思ったのは、人差し指と薬指の長さの比率で性格の傾向が導き出せたり、人の性格は五大因子に要約されるといった話。そういえば大学時代の友だちが大学院に進むときに、言葉を三次元空間においてそれぞれの意味の違いが調べられないかなんてことやっていたなぁ。って、もう昔の話だからよく覚えていないけど。
 ということで、なにやら世間の常識から適当にビックアップして本にしたものと違って、確かに科学的な調査をした一冊なので、それなりに信憑の高い話がずらりと並んでいて興味深い一冊だった。

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