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2010.02.19

井沢元彦の戦乱の日本史

井沢元彦の戦乱の日本史  今年の 11 冊目。井沢 元彦「井沢元彦の戦乱の日本史」読了。
 戦国時代から江戸、そして明治維新後までの戦いにまつわるエピソードをまとめたもの。もちろん井沢元彦なりのものの見方で書かれているので、知っているつもりの話とちょっ違った表現になっていたり、あるいは新しい事実がわかって、なんだ話が違うんだということがある。その最たるものが、北条早雲と斎藤道三だろう。

 北条早雲は 50 歳を過ぎていながら、素浪人から身を起こし、やがては戦国大名に成り上がった人物としてこれまでは描かれてきたが、どうも素浪人ではなく、もっと若い時期にしかもそれなりの身分で派遣されたらしい。
 斎藤道三に至っては、油商人からやがて土岐家に仕えるようになり、やがては美濃の国主へとなりあがる話だが、どうもこれは親子二代かけて達成した話らしい。
 そうそう簡単に成り上がることは難しいということなのかもしれない。だとすると、豊臣秀吉というのがいかに凄い人物かということになるなぁ。もっともその彼を取り立てた織田信長も凄いということになる。というのは……、なんて書いていたら長くなっちゃうので興味があればこの本を手にとって自分で確認して欲しい。

 ともかく井沢元彦の特徴はそれまで常識とされていたことを、それはほんとうだろうかと、しかも当時の人たちの感覚で考え直すというところにある。彼が常々書いていることだが、現代とその当時とでは人々の生活も違えば、考え方も、また知識量もまったく違う。それを、いまの常識で当時のできごとを考えてはほんとうの姿は見えてこないということだ。
 自分で考えることの大切さ、といういい方もできるだろう。そういう視点で歴史を見ると、なるほど違った姿が見えてくるはず。

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