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2010.01.22

ちょっとほざいてみた

 JAL の会社更生法の申請が決まった。
 まぁ、いろいろと関係者は大変だろうが、というか、ぼくもちょっぴりだが紙くずを掴まされてしまったわけで、そういう意味では関係者の端くれといってもいいけど、この事態を外から見ていてなんとなく感じることがあるのでちょっと書いてみる。
 絶対に潰れることはないだろうと思われていた、たぶんいまもそういう感覚を持ちながらもしかしたら社員なんかは働いているかもしれないけど、JAL がこういう姿になったのは、とても象徴的ではある。ぼくには、ひとつの時代が終わったという感じがしてならない。それは戦後の日本といういい方をしてもいいかもしれないし、55 年体制といってもいいかもしれないし、団塊の世代といってもいいかもしれないが、そういうものが瓦解していく姿に思えてならない。
 長期政権を担ってきた自民党が敗れ去り、下手をすると今年雲散霧消してしまうかもしれない。ほんとうにぼくはそう思ってるけど、それとダブって見えるのだ。もちろん、いまの日本そのものともダブって見える。

 団塊の世代を中心にもの凄いエネルギーを使ってここまで築き上げてきたそのすべてを、団塊の世代が自分たちが表舞台から去るときにぶち壊しているようなそんな気がしてならない。というか、そもそも自分たちのために築いたものだから、その引退に伴ってすべてが崩れ去るのは計算ずくだったのか、それともやるだけやってあとは知らないということで元々脆く崩れやすいものを築いていたのかもしれない。
 あとに残るのは焦土だけ。こういう感覚を味わったのは今回がはじめてじゃない。ともかくぼくの上の世代はやりたい放題やって、あとには焼け野原しか残さない。そんな印象を高校から大学の頃に強烈に受けたのを覚えている。
 結局、いまもそれと同じじゃないか。ぼくにはそう思えてならない。
 だからといって文句をいうつもりは、ぼくにはない。よろしい。焼け野原にすればいい。あとはぼくたちが綺麗に整地して、いままでとはまったく別のものをそこに築いていこう。真面目にそう考えている。時代は変わったのだ。次は、ぼくたちではなく、ぼくたちの下の世代のものなんだろう。こういう、いつも時代のメインストリートを歩けないという感覚も、実は高校の頃から抱いていた。それでよろしい。でも、ぼくたちはなんかしらの真新しいものを、その土台でもいいから築いていこう。

 こんなイメージを抱いているので、JAL の今後については、とても悲観的だ。だって、あのデカイ図体の、組織としてひとつになって動けそうもない会社が、しかも競争がとても厳しい航空業界で再生できるなんてどう考えたって奇跡以外のなにものでもない。三年で黒字化を目指すそうだが、たぶん三年後にはとどめを刺されているだろう。それは、きっとぼくたちよりも下の世代の初仕事になりそうな気がする。
 掴まされたわずかばかりの紙くず。なんだかぼくの世代を象徴しているような話じゃないか。やれやれ。

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