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2009.05.03

文章は写経のように書くのがいい

文章は写経のように書くのがいい  今年の 11 冊目。香山 リカ「文章は写経のように書くのがいい」読了。
 お恥ずかしい話だが、ぼくはこれまで香山リカの本をまったく読んだことがなかった。ざっと数えただけでも 70 冊にも及ぼうかという著書があるらしいが、ってもしかしたら 70 冊は軽〜く越えているかもしれないというのに、これが最初の香山リカの本。なぜここまで縁がなかった本を読む気になったのかというと、なぜでしょうねぇ。という冗談はさておき、タイトルに惹かれたということはあるかもしれない。
 彼女自身ともかく忙しいだろうに、というのも精神科医もやっていてしかも教壇にも立ち、それでいて 70 冊もの著書を出しているのだから、いったいどんな「執筆活動」をしているのかという興味が湧くとともに、まぁその舞台裏なりなんなりがちらっとでも垣間見られれば、みたいな気持ちがで手に取ってみて、パラパラと中を見た瞬間にレジにいくつもりになっていた。

 その中味なんだが、そもそもなんのために書くのかからはじまって、なにをどうやっていつ書けばいいのかをなかなか懇切丁寧に説明している。最後の方では、簡単なチュートリアル風な章もあって、文庫本の解説を書いてみるみたいな実践的な書き方まで載っている。
 個人的になるほどと思ったのが、「十分、二十分の時間のスキマでも書ける」ということや、「読むほうで細切れに対応しているなら、書くほうも同様のはずだ。」ということ。確かにうんうん唸りながら長編小説を書いているわけではないから、これか慣れれば、というか、すでに実行しているのに改めて「スキマの時間を使って細切れでもいいから書き継いでいく」みたいなことをいわれたら、いやそりゃできないだろうと勝手に反応しているだけなのかもしれない。
 タイトルにあるように写経のように一定のリズムで「サクサクと書いていると、いつのまにか頭の中に目に見えないレールが敷かれていて、書き手はそれに乗っかることで、ますますサクサクと言葉が出てくる」ようになるのかもしれない。
 ということで、書くという行為について考えをちょっと改めるキッカケになりそうだ。
 って、これじゃ文庫本の解説にはならないよなぁ。

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