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2009.03.25

地学のツボ

地学のツボ-地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)  今年の 6 冊目。鎌田 浩毅「地学のツボ」読了。
 京大の現役教授で火山学を専門とする鎌田先生の本。教養課程の「地球科学入門 1」の授業をベースにまとめられた一冊。この授業は大変人気のある授業なんだそうだ。そういう先生にこうやって順序立ててきちんと地学を学んでいたら、ぼくももうちょっと真面目に勉強したかもしれない。だいたい高校のときの地学の授業なんてものはそのときの先生が先生だったから、授業がもの凄くつまらなくて、子どもの頃から天文が好きだったにもかかわらずまったくといっていいほど勉強する気にならなかったものなぁ。
 さてこの本では地震や火山の話からはじまって、地球の構造とそれに地球の歴史から地球外の星の話までが、とてもわかりやすく書かれている。その内容もさることながら、その組み立てが素晴らしいのか、すいすいと頭に入ってくれて、いつの間にか地学ってこういう学問なんだという全体像をしっかりとつかみ取ることができるようになっている。なるほどこういう授業ならそら人気もでるだろうと納得してしまった。
 プレートが動くプレート・テクトニクスってのは当然のこととして知っていたけど、まさか地殻だけでなくマントルの部分まで循環していることをはじめて知って、ちょっと吃驚。これはプルーム・テクトニクスというんだそうだ。
 ついでに海洋深層水が 2000 年で循環している話や、地球が誕生してから生物が五回大絶滅を経験している話など、いや〜とてもおもしろかった。

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コメント

そうでしたか。
たしかに高校の授業ではまったく面白みは無かったけど、その後、『日本沈没』を読んで、プレートテクトニクスのダイナミックさに惹かれて地学科に入った口(いまの研究者にも、この手がけっこういるんですよ)。ただ、僕の場合、「応用」がつくと教養的な研究とはまた違う雰囲気でした。もちろん基礎的なところは同じわけなんだけど……。
確かに最近、プルームテクトニクスを知った時は、びっくりしたっす。
ちなみに鎌田さんは僕と同い年ですよ。最近、新書をバンバン出してますね。もっとも、本は読んだこと無いのですよ。

投稿: AWAN | 2009.03.30 04:20

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