« 100km | トップページ | 靖国通り »

2009.02.02

スーパーボウル

 確かにどちらが強いのかと聞けば、おそらくは半数以上の人がというか七割近くの人がスティーラーズだと答えるだろう。
 だからといってそのままスティーラーズを応援したいのかといわれると、ちょっと違うんだよなぁ。ラムズ時代に一度はスーパーボウルを制覇しているとはいえ、そのあとも苦労が続いたカート・ワーナーにもう一度というのが偽らざる心境だったりする。しかも、今年のカージナルスをここまで引っ張ってきたのは QB のカート・ワーナーのその右腕なのだから、応援したくなるのがごく普通の感情だったりする。とはいえ、判官贔屓という気がどこかにあるのは事実だけどね。

 ただコイントスに勝ったカーディナルスが後半の攻撃権を選択したのはちょっと意外だった。というのも、このプレイオフではいつも先制パンチを浴びせてきたからだ。それだけスティールカーテンを意識したということもあるんだろう。
 そのスティーラーズが最初のオフェンスシリーズで得点をした。ランとパスを上手く織り交ぜた素晴らしい攻撃だった。カーディナルスのディフェンスが多少混乱したところはあったかもしれない。しかし、タッチダウンだと思ったこの攻撃はカーディナルスのチャレンジで判定が覆り、結局フリーキックの 3 点止まり。カーディナルスとしてはやれやれといったところだろう。
 ただ、スティーラーズのディフェンスのプレッシャーが素晴らしくカーディナルスは攻撃が組み立てられない。カート・ワーナーのパスも微妙にズレ、得点ができない。一方のスティーラーズは相変わらず攻撃のバランスがよく、今度はタッチダウンを奪い突き放す。
 カート・ワーナーもしかし徐々にその手腕を発揮してタッチダウンを返し、10-7 と追いすがる。
 第 2 クォーターに入ったあたりからだろうか、カーディナルスのディフェンスがスティーラーズの攻撃を潰しはじめ、スティーラーズも得点が加えられない。一方のカート・ワーナーは攻撃のリズムがよくなり、前半終了間際、あと数ヤードでタッチダウンというところまで攻め込むと、タッチダウンを狙ったショートパスを投げた。が、これがなんとエンドゾーンでインターセプト。それだけならまだいいのだがそのリターンを逆サイドのエンドゾーンまで運ばれ、100 ヤードのインターセプトタッチダウンを奪われる。いや〜、このプレイは痛かった。

 それでも後半はカーディナルスの勢いが勝り、スティーラーズにフィールドゴールは許すものの、タッチダウンとセーフティで得点を重ねて 20-16 と迫る。前半はほとんどパスのターゲットにはならなかったフィッツジェラルドへのタッチダウンパスはとても素晴らしいものだった。そのスピードと浮かせ方をコントロールしたカート・ワーナーも素晴らしかったが相手と競ってもきちん確保するフィッツジェラルドのそれはまさにワイドレシーバーとしての能力の高さを見せつけた絶妙なプレイだった。
 さらに攻め続けるカーディナルスはタイムアップがそろそろ気になる頃に攻撃権を奪うと、カート・ワーナーからまたもフィッツジェラルドへのパスが通り、そのままエンドゾーンに走り込みついに逆転。いや〜、まさかこんな展開になるとは誰も予想していなかったに違いない。
 これでカーディナルスの勝利を確信したファンもいただろう。というか、ぼく自身もあと 2 分半ディフェンスが踏ん張ればと思っていたからなぁ。
 とこがスティーラーズもやはり底力のあるチーム。次の攻撃シリーズで素晴らしい攻撃を繰り広げ、ついにホームズへの逆転タッチダウンパスを通してしまう。
 残り 1 分を切った段階で、再び攻撃権を得たカーディナルスだったけど、カート・ワーナーから手から零れたボールをスティーラーズが奪いターンオーバー。パスのインコンプリートかファンブルか微妙なところだったけど、判定はターンオーバー。ということでジ・エンド。熱戦に幕を閉じた。

 それにしても、カート・ワーナーとカーディナルスは素晴らしいプレイをしたと思う。惜しむらくはファールの多さかなぁ。罰退したヤードが 100 ヤードを越えているからね。いいリズムをファールで断ち切ってしまったこともあったし、ともかくアメフトではこのファールがチームの勝利を左右する大きなポイントになることは確か。それだけスティーラーズのラインが、オフェンスもディフェンスも強かったということなのかもしれない。そのプレッシャーが相手の反則を誘うということはよくあること。
 それにしても、あと 2 分半持ちこたえられなかったかというのが、とても残念。いや、その状況で逆転タッチダウンを奪ったロスリスバーガーとホームズが素晴らしかったということはあるんだけど。
 たまにとても大味なゲームがあるスーパーボウルだけど、今年も見応えのある試合でした。カーディナルスがここまで健闘するとは思ってなかったし。
 しかし、強いチームが勝つというのは、やはりおもしろくないなぁ。これでスティーラーズはスーパーボウル最多優勝チームになったわけだけど、強豪を相手にするチームをこれかも応援することにしよう。
 って、ええレッドスキンズはこのところさっぱりですからね。マジで応援するチーム替えようかなぁ。だって、NFC の東地区って強豪揃いなんだぜ。ジャイアンツにカウボーイズにイーグルスだもの。ここを勝ち抜く方がプレイオフ勝つよりも難しかったりして。って、今年はジャイアンツもイーグルスもそのプレイオフで負けちゃったけど、ね。

|

« 100km | トップページ | 靖国通り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/476084/27732751

この記事へのトラックバック一覧です: スーパーボウル:

« 100km | トップページ | 靖国通り »