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2008.12.20

グッド・シェパード

グッド・シェパード  CIA とキューバ革命との関係をベースに、主人公エドワード・ウィルソンの人生を重ね合わせて描いた映画。
 167 分という長さだったが、あまり気にならなかったなぁ。一気に見てしまったが、結末がなんとも微妙なせいもあって、しかし全体のトーンの重さのバランスとテーマがよく馴染んでいたからなんだろうと思う。CIA の前身とその設立の経過はもちろんだけど、世界がどうなっていたのかということや、イギリスという国の暗然たる部分と、アメリカという国がどういう国なのかということが透けて見えるところがおもしろかった。

 寡黙なマット・デイモンっていうのも、ボーン・シリーズと対照的で、いや、あまり喋らないということは一緒だけど、アクションなんてほとんどなく、テーマが諜報機関ということもあって、とても静かでしかし意思の強さみたいなものがその所作から滲み出ているところがよかった。
 しかし誰も信じてはいけないというか、信じられなくなるというのも、まぁ、こういう世界を生きるのであれば仕方のないことなんだろう。
 ぼくが生きている世界とはあまりにも違うということが、それでもどこか重なっているはずなのに違うところが、なんとも居心地の悪さを感じさせられた。近寄りたくないのに、圧倒的な力がもしかしたらすぐ隣に存在しているかもしれないという不気味さだね。

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