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2008.11.28

シャッター本位主義

 さすがプロ。
 などとぼくがいうのもおこがましいが、でもやはりプロらしい一枚の写真ってのがあって、それが横木安良夫のblog のこの写真だったりする。ぼくが撮った上の写真とは雲泥の差
 いままでコンデジを買ってもたいして写真など撮ることもなく過ごしてきたんだけど、R8 を買ってからずいぶん撮るようになったことは確かだ。しかし、もっともぼくに影響を与えてくれたのがなんといっても横木安良夫の一冊「横木安良夫流 スナップショット」で、人混みの中でシャッターを切るようになって、頻繁に ( "はんざつ"じゃないよ ) というかほぼ毎日のように写真を撮るようになった。お陰で MacBook の HD は、日々眼に見えるようにその空き容量が減っている。

 この一枚はきちんとレタッチがしてあって、写真のどこをどういう風に見て欲しいのか、視線の動きなんかも考えられた撮り手の意図が込められている。プリントアウトして見るとさらにどんなカラーコントロールをしているのかが朧気ながらぼくにもわかる。もちろん視点がいいのは当たり前の話なんだけど、写真をしっかり作り込んでいるというところがプロとして凄いなぁと唸ってしまう点でもある。だって逆立ちしたってそんなことできないもの。せいぜいがノーファインダーで行き交う人たちの写真を撮るぐらい。もちろんぼくとしてはこれはこれで充分におもしろい。
 意図なんてまったくないけど、あっと思った瞬間ノーファインダーでだいたい当たりをつけた方向にカメラを向けてシャッターを切る。で、どんな写真が撮れたかは自宅に帰るまでの楽しみ。家に帰って iPhoto に写真のデータを読み込ませてから撮った写真を確認する。
 一昨日と昨日の写真もそうやって撮っている。まったくファインダーを覗くことなく、それにカメラを構えることもなく、ただ方向のあたりをつけ、ぼくの視線をレンズでトレースするようなイメージでシャッターを切っている。案外、それでもそれなりに撮れるからおもしろい。というか、これは単にカメラの性能が優れているからなんだけどね。

 写真を作り込むということに興味がないわけではないけれど、その点では田中長徳主義というか、ぼくは撮る人で「画像を直すのはほんとうに最後の最後の手段」だからしなくていいよという言い分を信奉することにしている。まぁ、面倒なことはしたくないということもあるし、やり始めたらのめり込みそうで怖いということもある。この主義のいいところはともかく撮ればいいじゃない、というところにある。色調がおかしければおかしいその色を楽しみましょう、構図に拘らず写真を楽しみましょうという肩の力の抜けた、というかデジタルなんだから撮れるだけ撮って、撮れてしまったものを楽しもう主義というか、デジカメ任せというか、シャッター本位主義というか、そういう姿勢だ。
 ということで、ともかくいろいろな人たちのいい写真をいっぱい観ながら、ぼくはぼくでじゃんじゃんシャッターを押すつもりだけどね。
 で気に入った写真はプリントアウトしてきちんとフォトフレームに入れて部屋に置いておく。そういえば、いままで自分の写真をプリントアウトして楽しむってことはなかったから、この点も変わったところといえるかも。

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