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2008.06.03

戦国の合戦

戦国の合戦 (学研新書 27)  今年の 33 冊目。小和田 哲男「戦国の合戦」読了。
 主に戦国時代、といっても、その時代的な特定はなかなか難しいけど、この本では応仁の乱以降から関ヶ原あたりまでをとりあえず戦国として合戦をいろいろな角度から解説している。改めていうまでもないけれど合戦とひと言でいってしまうと「なんだかただのバトルだろ」みたいな感覚で捉えがちだけど、実際に合戦に駆り出される人たちにとっては命のやり取りをするわけで、心構えだったりあるいは合戦の最中の心のありようなんかも説明していて、なるほど卑怯もくそもなくて勝つことが生き残ることが目的なわけだから、そういう前提を忘れずに見ていかなければいけない。
 そのうえで、武器だったりあるいは軍団の編成だったり、また出陣に際してのしきたりやあるいは験担ぎなんかがきちんと書いてあって、時代物を読んだり観たりするときの参考になるかもしれない。
 最後の章で、主立った合戦について説明をしているんだが、実際に検証したり研究が進んで旧来いわれてきたものが事実だったかどうかということについて触れられているのは興味深い。たとえば小牧長久手の戦いは伊勢での攻城戦も含めた合戦の一部として考えなければいけないとか、姉川の合戦で織田軍は後退を余儀なくされたが徳川軍の奮闘で勝ったというのは徳川史観とでもいえばいいのか後年の評価であって事実とは違うかもしれないとか、桶狭間の合戦では今川軍が乱取りをしている最中を狙ったものではないかといったことなど、新しい見方を知ることができる。
 この時代、とくに織田信長フリークなわたしにとってはなかなか面白い一冊だった。

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