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2008.04.16

東京奇譚集

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)  今年の 23 冊目。村上 春樹「東京奇譚集」読了。
 本屋の文庫本のコーナーで表紙を見て、そういえばまだ読んでいなかったなぁと気づいて読むことにした。
 どちらかというと村上春樹は長編小説の作家なんだという思いこみがあるせいか、あまり短編集を何度も読み返したりはしないのでさらりと読み飛ばしてきたように思う。ただ、今回は思った以上に引き込まれてしまったんだろう、読み飛ばしてはいないけど瞬く間に読み終えてしまった。
 どこに惹かれたのかはともかくぼく自身がこの歳になったからわかる話ばかりだったように思う。「偶然の旅人」しかり「ハナレイ・ベイ」しかり「どこであれそれが見つかりそうな場所で」しかり、全編が──この歳のぼくだからわかる──そんな気にさせてくれる内容のものばかりだった。それともこのところ個人的にあったいろいろなことが──いまのぼく──にしてくれたんだろうか? こればかりはなんともいえないなぁ。
 でも、この一冊は何度も読み返す初めての村上春樹の短編集になるかもしれない。それほどぼくの中の何かを揺さぶる話ばかりだった。
 そうそう余談だが「女の子とうまくやる方法は三つしかない。ひとつ、相手の話を黙って聞いてやること。ふたつ、着ている洋服をほめること。三つ、できるだけおいしいものを食べさせること」というサチの台詞と、「男が一生の間に出会う中で、本当に意味を持つ女は三人しかいない。それより多くもないし、少なくもない」という淳平の父親の話には納得してしまった。
 いや、それはやはり──いまのぼく──だからなのかもしれないけど。

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