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2008.02.18

ラカンはこう読め!

ラカンはこう読め!  今年の 10 冊目。スラヴォイ・ジジェク、鈴木 晶訳「ラカンはこう読め!」読了。
 浅学なぼくがどうしてジャック・ラカンに興味を持ったのかといえばひとえに内田樹の Blog のお陰である。フランスの精神分析家であるラカンは非常に難解らしい。それをスラヴォイ・ジジェクがたとえば映画だったり、小説だったり、戯曲だったりを例に挙げて、ラカンのその思想を説明してくれているのでとてもおもしろく読めた。だいたい本は通勤時間に読むようにしているのだが、内容が興味深く読み飛ばしてしまってはあまりにもったいないので自宅できちんと読むことにして、そのくせ一気に読み終えてしまったぐらい。
 それでもぼくの頭ではたぶんほとんど理解できていないと思う。読みながら、これは最低三回は読み直さないとダメだろう、なんて考えながら読んだぐらいだからね。それでも、「エイリアン」だったり、「シャイニング」だったり、シェイクスピアだったりを例に挙げて説明してくれるので、読んでいるときにはすんなりと頭に入ってくれる。それをきちんと理解して、自分のものにするにはまだまだ理解度が足りないといったところだろうか。
 とても興味深い考え方のひとつに、「幻想」と「現実」の関係だ。「現実に耐えられない人たちのために夢があるのではなく、自分の夢に耐えられない人たちのために現実がある」という考え方。なんていえばいいんだろう「夢が直視できずに押しつぶされそうになるからこそ現実に逃げ込む」というは、実はいまのぼくにはとてもよくわかる現象だったりする。だからこの考え方には唸らされてしまった。
 ということで、時間があるときには何度も読み返す本になりそう。

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