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2008.01.11

センセイの鞄

センセイの鞄 (文春文庫)  今年の 2 冊目。川上 弘美「センセイの鞄」読了。
 ちょっとブンガクしようと思って手に取ったらこの本だった。
 深い意味はあまりない。ただ文学ってのが不勉強なぼくにはよくわからないので「ブンガク」でいいんじゃないの、といった程度なんたけどね。
 でもなんで川上弘美なのかというと、これまたちゃんとした理由はない。去年、彼女の日記を二冊立て続けに読んで彼女の小説も読まなくっちゃと思ったのは事実。それだけのことだったけど、いやおもしろかったです。この本がとても話題になったということは知っていた。なにしろ谷崎潤一郎賞を受賞しているからね。でも、こういうおもしろさが味わえる本だとは想像もしていなかっただけに、嬉しい驚きだった。
 ストーリーがどうということよりはむしろツキコさんの心象描写が心に残った。女性でしか書けないという単純なことではなく、表現のひとつひとつが心に沁みこんでいく。なるほどこういう書き方があるんだなぁとただ感じ入った。
 しかしほわほわとした話なのになぜかとても深さを感じさせるところはいいなぁ。もっと彼女の本が読みたくなってしまった。

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