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2008.01.27

マリー・アントワネット

マリー・アントワネット (通常版)  良くも悪くも女性の一生、とでもいえばいいんだろうか。時代に翻弄されたといういい方はできるんだろうが、いつだって翻弄される人はされちゃうわけで、だから見終わって同情したり、反発を感じたりと特別な感情が湧き上がるわけではなかった。でも女性なら、こういう人生というのは共感できるかどうかは別にして、なんとなく理解できてしまうんではないだろうか。わたしは感情移入ができなかったので、ふ〜んという感じで最後まで観ることになった。それはそれでいいのかもしれない。

 映画としてどうかということになるとちょっと浮世離れした感は強い。だいたい登場人物自体、浮世離れした人たちなので時代性が感じられないのは当然のことなのかもしれない。財務状況がよろしくないのにアメリカを支援することを決めた際に「税金を上げればいい」で済ませてしまうなんて、どこかの国会でのとぼけた会話みたいだったけど、ともかくその時代がどういう意味を持った時代なのかという視点がすっぽりと抜けている人たちを描いているので、時代性はなくて当たり前なんだろう。
 ただ構図だとか、絵作りといったところでは見るべきものがあり、そういう意味では観ておいてよかったと思う。
 カットの切り替えなんかでとてもいいところがいくつもあって感心してしまった。
 ソフィア・コッポラだからということもあって観たんだが、彼女の次の作品がどんなものになるのか興味のあるところではある。

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