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2007.12.15

アポカリプト

アポカリプト  メル・ギブソンが監督した映画である。「パッション」の時もアラム語を使っていたようにこの映画も全編マヤ語を使っている。リアリティを重要視しているための彼なりの手法なんだろう。ただ、わたしにしてみれば「外国語」で会話している映画を日本語字幕で見ているので、何語で話されようが同じである。だから、マヤ語だからということに対する感想はほとんどなにもない。
 しかし映像は凄い。リアリティということに拘った絵作りといえはいいんだろうか。画面から伝わってくる力を感じさせる。それはセットもそうだしジャングルはもちろん河や滝など各シークエンスで使われている舞台すべてが美しくそして魅力に溢れている。だから映画の中にグイグイと引き込まれてしまう。
 細かな点では、マヤ文明とアステカ文明を混同しているとか、ああいう形で生け贄を捕まえることはないとか、儀式自体公開されることもなかったという点で描写には問題あるという指摘はあるそうだが、映画という点から考えれば些細なことでそこまで拘る必要はないんじゃないかとは思う。
 父親を殺された主人公と息子を殺された相手との壮絶な戦いは激しい感情のぶつかり合いが感じられて迫力満点であった。
 ただなぜメル・ギブソンがこのストーリーの舞台設定をマヤ文明が衰退し滅びようとしているこの時代にしたのかということが、わたしにはよくわからない。人と人の戦いということにポイントを置きたかったのかもしれない。
 また、ラストで出てくるスペイン人たちに生け贄を狩っていた人たちが滅ぼされるという世代交代の構図を浮かび上がらせたかったのかもしれない。
 それはともかく映画としてはとてもおもしろかった。

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