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2007.12.28

疾風怒濤のクラシック案内

疾風怒濤のクラシック案内 (アスキー新書 41) (アスキー新書 41)  今年の 76 冊目。宮本文昭「疾風怒濤のクラシック案内」読了。
 世界的なオーボエ奏者だった宮本文昭によるクラシックの紹介。二部構成になっていて、一部ではモーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、マーラー、ブラームス、バッハ、シューベルトの 7 人の作曲家とともに代表曲を紹介している。二部ではいろいろな曲にスポットをあてて紹介している。それも肩肘を張らず語り口もやさしいのですんなりと読めるようになっている。
 プロの演奏家だからというか、演奏家にしかわからない作曲家の特徴や曲の印象が書いてあり、なかなかおもしろかった。
 それもかなり具体的に、例えばチャイコフスキーの 5 番の説明では「第二楽章にはホルンがゆっくりと吹く長いソロがあるので、オーケストラが自分たちのホルンに自信がると、この曲を引っ提げて演奏旅行に出ます」と、ヨーロッパのさまざまな楽団で活躍した人だからこそという説明が多々あって、初心者のためのクラシック紹介ではあるけれどひと味違うものになっている。
 それにコラムのコーナーに書かれている「アダージョ」の説明は納得のひと言。あと、マーラーの 9 番がきちんと聴ければブルックナーもわかるようになるなんていう件があって、それは実際に体験したことと通じるところがあるので、そうだよねと頷いてしまった。
 ということで今年の締めくくりにふさわしいかどうかはともかく、おもしろい一冊でありました。

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