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2007.12.20

佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術  今年の 72 冊目。佐藤可士和「佐藤可士和の超整理術」読了。
 佐藤可士和がブームだ。よくあちこちでその名を見かける。彼を取り上げた雑誌も多く出されている。その手の本だろうと最初は勘ぐっていて、本屋で見かけたときはなぜ佐藤可士和が「整理術」なんだと手にはとってみたものの中をきちんと確認しなかった。が間違っていました、わたくし。
 ブームだと天の邪鬼のわたしは斜に構えてしまうんだが、先週末テレビの対談番組に出ていた佐藤可士和の話を聞いて、彼はもしかしたらホンモノじゃないのと思い直し、翌日本屋に駆け込んで購入。読んでみて納得した。
 整理術というからには、身の回りを片付ける方法が書かれているんだろうと思ってしまう。確かに写真で見ると彼のオフィスは実に整然としている。デスクの上にはほとんどなにもない。キーボードにマウス、それにディスプレイ。なるほど彼は身辺整理の達人なのかと考えるのは早計である。身辺の整理術も大変だが、彼が言いたいことは情報を、さらには自分の考えをどうやって整理するかということだった。「空間」の整理方法にはじまって「情報」「思考」とステップアップして考えられ、また実践できるように書いてある。
 佐藤可士和自身が仕事をはじめて一番苦労したのが自分の意見をどうやってきちんと相手に伝えるのか、ということだったそうだ。これは対談番組で話していたことだが、博報堂で仕事をしているときにビジュアルコンセプトなんかを伝えようとすると、これがきちんと伝わらないという事態によく遭遇したそうだ。それはなぜなのかと突き詰めていくと、要は自分の考えを言葉として自らが認識していないから、他人にきちんと伝えることができないんだという結論に達したらしい。であれば、まず自らの「思考」をきちんと整理することを訓練しようと心がけてきたそうだ。
 だからいまの彼はコンセプトをクライアントにきちんと伝え、また最終的なターゲット層に伝えることができているから、仕事もきちんと評価されているということだ。
 なるほどと唸らされたわたしでありました。

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