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2007.10.12

仁義

仁義  中学三年のときのクラスメートに内藤君がいた。特別仲がよかったわけではないけど、いろいろな話をした覚えがある。彼から聞いた話で一番驚いたのは、彼は映画が大好きで、それも 007 が大のお気に入りで、映画を観るときはいつも独りでいくということだった。その影響を受けてというわけではないけれど、その頃からわたしも独りで映画を観るようになった。高校のときには名画座に通うようになっていた。といっても小遣いでいくわけだからたかがしれている。そういう意味でいえば映画に対する渇望を一番満たしているのは、実はいまかもしれない。
 ということで、中学三年の時に見て、アラン・ドロンやイブ・モンタン、そして映画が持つその雰囲気に単純に痺れてしまったのがこの映画である。
 フィルム・ノワールを代表する映画だと思っていたんだが、正確に言うと「フィルム・ノワール」はもうちょっと年代的には前になるらしい。それにしても「ノワール」という単語を使っているんだから、フランスのギャグ映画がメインなのかと思ったら、フランスのその手の映画は「フレンチ・フィルム・ノワール」っていうだって。なんだか変。まぁ、そんなことはどうでもいいや。
 ジャン・ピエール・メルビルが監督している映画は、全体的なトーンがとても落ち着いていて、というか、ノワールといっちゃった方が正しいのかもしれないが、独特の味があってよろしい。しかも、映像だけではなく、映画全体が醸し出す雰囲気が独特のトーンに彩られている。
 この映画だって、台詞が恐ろしいほど少ない。BGM も実にさりげない。それでも、そういうひとつひとつの要素が「ノワール」と呼ぶにふさわしい雰囲気を見事に創りあげている。
 しかし、ガキの頃に観て、何かを感じ入った映画をこうやってまた見直すことができるなんて、いや素晴らしいことである。
 これからも、見直したい映像コンテンツをじゃんじゃん観ることにしよう。ってことはなんだ、次は「うる星やつら」だったりして。もちろんテレビアニメね。がはははh。

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