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2007.10.28

グラディエーター

グラディエーター  いまさらなんで「グラディエーター」なのかというと、この前読み終えた「ローマ人の物語 30」で取り上げられていたからだ。ちょうど時代的には、マルクス・アウレリウスからコモドゥスへと交代するところから物語ははじまるので、ぴったりなのだ。それもゲルマニア戦線からだからね。
 塩野七生も書いているけど、エンターテイメントだから実際とはずいぶん違っているのは仕方ないだろう。
 皇帝と元老院の関係も違えば、皇帝がそもそもどういう存在なのかという点もずいぶん違う。正確に描けば、ああいう物語は作れなくなっちゃうからなぁ。というよりも、ローマ時代がどうだったかではなくて、単に素材として取り上げただけで、後の料理はいまの欧米の価値観でできているんだから仕方ないけどね。
 皇帝なり、国王はあくまでも専制的でなきゃいけないし、議会と対立しなきゃいけないし、昔は衆愚的な時代だったという風にしてしまう。
 それにしてもコモドゥスの評価がとても低いからこそ作られた映画ということはわかるけど、ここまで曲解されているというのは凄いなぁ。
 ということで、そういうことは頭から追い出してみれば、それなりにおもしろい映画ではあった。
 でもねぇ、姉のルチッラはコモドゥス暗殺を企てたけど発覚して処刑されちゃったとか、コモドゥスは実際は愛妾の家で殺されたとか、事実を知っていて見るとちょっと鼻白んじゃうのは致し方ないよなぁ。

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